若年性肺気腫は、一般的には60歳以上の高齢者に多いこの病気が、60歳以下で発症した場合を指します。

肺は、無数の小さな肺胞が集まって形成されています。肺胞というのは、空気のつまった小さい風船のようなものと考えるとわかりやすいと思います。

その小さい風船のような肺胞の中に空気の通り道があり、これを気管支といいます。私たちは、この気管支と多数の肺胞とのおかげで呼吸ができているのですが、肺気腫とは、この肺胞が徐々に壊れていく病気です。

ただし、肺気腫の原因の多くが喫煙によるものであるという事から、具体的には喫煙者の場合は50歳以前で発症した場合を、非喫煙者の場合は60歳以前で発症した場合をそれぞれ「若年性肺気腫」として分類しています。

若年性肺気腫の原因は、喫煙・喘息・大気汚染・加齢・気管支炎や肺炎といった病気の経歴・ごく稀に遺伝的要素などがあり、その中でも喫煙が一番の原因であるとされています。

また、若年性肺気腫の症状としては息切れが代表的です。階段の上り下りや軽い運動など少し動いただけなのに息切れしてしまう、といった場合に肺気腫が疑われます。

ただ、本来は高齢になってから発症する場合が多いため、加齢や運動不足によって息切れが生じていると勘違いしてしまうケースが目立ち、発見が遅れがちになる傾向にあります。

症状が進行するほど息切れが酷くなり少し動いただけで呼吸が苦しくなることもあります。また慢性的になると常に痰が出たり呼吸をするときにヒューと音がすることもあります。