若年性健忘症とは、20代から30代の若年層にみられる記憶障害で、物忘れから重度の記憶喪失まで、その程度は人によってさまざまです。

若年性健忘症は、脳を使わない・強いストレス・頭部外傷などによって起こると考えられていますが、認知症とは違って脳を検査しても何の異常も見つからないのが特徴です。

人が話している事が理解できなかったり、聞いた事をすぐに忘れてしまうなどの症状が顕著に現れます。この他には、日にちや曜日など同じ事を何度も尋ねたり、食べたものを思い出せなかったりするなど、加齢による「もの忘れ」ともよく似ています。

近年、パソコンや携帯電話の普及によって、自分の頭で物を考えなくても済んでしまう傾向が強くなっています。漢字も自動的に変換されますし、計算だって電卓機能がやってくれます。

また、言われた通りの仕事だけをこなすなど、自分でアイデアを出したりする事がない環境に身をおいているせいで脳が刺激を受けにくい生活を送っている場合も、大きな原因のひとつになると言えるでしょう。

人間の脳は、刺激が少なかったり使う機会が減ったりすると、年齢とは関係なく衰えて健忘症を引き起こす可能性が非常に高くなるのです。