通常、人は「物忘れ」をすると、忘れた時の状況や会話から、忘れた内容を思い出そうとするものです。しかし認知症は症状が進行するにつれて、忘れた時の出来事や会話したこと自体を忘れるようになっていくため、「忘れたこと自体を忘れる」ようになります。

その時の経験自体が本人にとって「無かったこと」になるのですから、当然思い出そうとする行動にも結びつかなくなっていきます。

自分自身をチェックする場合は、不安であれば家族や普段の生活をよく知っている人にお願いして、客観的にチェックをしてもらいましょう。

※これらのチェックはあくまでもひとつの目安であり、確実な診断を下すものではありません。おかしいと感じたら、早めに専門医の診察を受けることをおすすめします。

  • 同じことを繰り返し話したり聞いたりする
  • 通い慣れた道で迷った
  • 日付や曜日がわからなくなった
  • 自宅の住所、電話番号がわからなくなった
  • 親しい人の顔や名前がわからくなった
  • 会話の中で、使いなれた単語や物の名前が出てこなかったり、うまく喋れなくなった
  • 簡単な計算ができなくなったり、計算ミスが増えた
  • 最近の会話や出来事を覚えていない
  • 探し物、忘れ物が多くなった
  • 今日食べたものを覚えていない
  • 鍋を焦がすことが増えた
  • 理由もなく日課をしなくなった

1つでもチェックがつけば、認知症の疑いがあります。

また、次の項目に当てはまる人は特に、今後注意し予防しましょう。

  • 脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)になったことがある
  • 交通事故や強い衝撃による頭部外傷を受けたことがある
  • 高血圧・糖尿病・高脂血症・高コレステロール・肥満などの疾患がある
  • 外食が多かったり、食生活に偏りがある
  • 運動不足
  • 睡眠不足
  • 喫煙している
  • 過度のストレスがある