若年性乳がんの発症率は年々高くなっています。同時に、乳がんによって死亡する人の数も増えています。

これは、生活習慣の乱れだけでなく、「若いから大丈夫」という間違った意識のために定期健診やセルフチェックを行っていないことも原因だと考えられます。

数十年前まで乳がんは、欧米人に多く日本やアジアの東洋人には少ないとされ、日本での発症率は欧米の約7分の1と言われていました。しかし現在では、20人に1人の確立で発症するといわれ、欧米に比べると3分の1にまで増えてきています。

若年性乳がんの生存率は、乳がん発見時のステージによって異なります。癌には「ステージ」と呼ばれる段階があり、乳がんの場合には0期から4期までの5段階に分けられています。

0期と1期を一般には「初期」と呼び、この段階ではリンパ節への転移が見られない事としています。また、この段階での生存率は非常に高く、0期が100%、1期でも90%となっています。しかし2期、3期と進んでいき、4期では他の臓器への転移も認められるようになると、生存率は非常に低くなるのです。

また、若年性乳がんの術後5年間の生存率は、高齢者の乳がんに比べて低いことがわかっています。こうした事からも、早期発見・早期治療がいかに重要かがわかります。

再発率についても若年性乳がんは高いことが確認されています。再発・転移を避けるため、早期発見で完治したと思っても安心せず、術後も長期のホルモン治療が大切だといわれています。